日時:3月14日(水) 13:00~16:00 ※雨天中止
2018/03/14 13:00~16:00
過去の火伏念仏の動画→https://www.youtube.com/watch?v=0lGTo8wsMgE
静岡県富士宮市大字内野の内野区と足形区で、新築・増改築・リフォーム等の家普請を行った家を会場(「宿」と言います)として、当家の火難除けと村中の火難除けを祈願する「火伏念仏」という行事が今も行われており、富士宮市指定無形民俗文化財となっています。 阿弥陀三尊の軸を祀り、注連縄と多数の切紙のお飾りを美しく飾りつけて道場を作り、その中で「六斎衆」という男性の講中が太鼓・鉦を打ち鳴らして節つきの念仏を唱えます。 この時の念仏を「大念仏」とも呼びます。曲目に「打込」(ぶっこみ)・「三遍返し」・「七遍返し」・「懸念伏」等があります。 修験道の影響下に成立した神仏混淆の念仏行事として貴重です。行事の終盤にお飾りを奪い合い、各家に持ち帰って門口に飾り、火災に遭わないよう祈願します。 内野は毎年1月18日、足形は毎年3月14日に行われますが、これらの日はそれぞれの地区で大火があった日と伝承され、大火の記憶を忘れない為に行っていると言われています。